IR情報

株主・投資家の皆様へ

過去最高の売上高と大幅な利益拡大を達成

30周年を迎えるなか収益基盤の拡大を図り
中長期に向けた更なる成長を目指してまいります

代表取締役社長玉田宏一

当社は今年度、設立30周年を迎えます。1990年の設立以降、1993年にコンピュータ事業に参入、1995年のWindows95の発売とともにコンピュータのビジネス市場の需要伸長を捉え業績を順調に拡大、2001年にはアスクル事業に参入し、2006年ジャスダック証券取引所(現東京証券取引所JASDAQ)に株式を上場いたしました。2011年以降は、大阪・広島・名古屋・福岡の主要都市へ支店を開設し営業エリアを拡大するとともに、IT関連などの子会社の設立・買収を通じて、商品・サービスの拡充に努めてまいりました。現在はグループ企業4社を擁し、2019年、東京証券取引所市場第二部へ市場変更、2020年、同取引所市場第一部へ指定替えいたしました。

当期の業績について

パソコンの入れ替え需要が盛り上がりを見せ売上高は過去最高、営業利益は大幅に増加

ITサービス事業においては、法人向けパソコン市場のWindows7のサポート終了に伴うWindows10搭載機への入れ替え需要が大きな盛り上がりを見せました。入れ替え需要が予想以上であったことから、当社のパソコン販売台数は計画を上回って推移しました。一方、CPU不足を起因とするパソコンの供給不足により在庫の確保が難しい状況は続きました。当社では状況に応じた在庫の調達を行うことにより独自の在庫販売戦略を継続しつつ、エンドユーザーへの販売を強化、間接販売から直接販売へシフトすることで販売効率の改善を図るとともに、メーカー各社との協業により、粗利の確保に努めてまいりました。また、顧客ニーズが高まるセキュリティ関連事業への継続的な投資や、将来の事業基盤強化のためのストックビジネス拡大による収益率の向上に注力してまいりました。

アスクルエージェント事業においては、引き続き既存顧客の稼働促進や新規取引先の拡大が堅調に推移しました。

以上の結果、2019年度の売上高は251億39百万円(前期比13.5%増)となり、営業利益は5億44百万円(前期比58.0%増)となりました。

中期経営計画 定量目標について

セキュリティ関連をはじめとするITサービス事業の拡大により2022年度売上高280億円を目指します

当社グループは2020年度から2022年度までの3ヵ年の「中期経営計画」を策定いたしました。この度策定しました中期経営計画では、重点施策として「事業の拡大と生産性の向上」「新規事業の開発」「企業価値の向上」の3つを掲げ、2022年度売上高280億円、営業利益6億50百万円を目指してまいります。

ITサービス事業では、セキュリティ関連事業の拡大を目指しております。国内情報セキュリティ市場における今後の予測では、多くの企業でITに対するセキュリティ対策が求められるなか、市場規模は拡大傾向が見込まれています。また、2020年以降国内において国際的イベントが多数開催されることにより、重要インフラへのサイバー攻撃が想定されるなか、対策需要が高まっていくと予測されております。当社グループでは、小規模企業向けのセキュリティシステムの販売強化として、株式会社リステックにおける新規販社の開拓や継続取引の強化に注力してまいります。中規模から大手企業向けのセキュリティ製品の販売では、株式会社セキュリティアにてセキュリティに特化した営業活動を強化し、顧客ニーズに応える提案とサービスの導入支援に注力してまいります。また、より多くの企業へのアプローチを行うため、当社と連携を強化し、中規模企業向けのセキュリティ支援サービスの展開を行ってまいります。ITサービス事業では、子会社を含めたセキュリティ製品の販売強化を図り、2022年度セキュリティ関連での売上高18億円を目指してまいります。

アスクルエージェント事業では、「ソロエルアリーナ」の営業活動に注力し、中小規模から大手企業の新規開拓を強化してまいります。また、ITサービス事業との連携を進めることで営業活動の効率化を図り、2022年度売上高110億円を目指してまいります。

各事業別の重点施策に加え、企業をトータルサポートする分野への事業展開や顧客基盤を活かした幅広いサービスの展開を行うなど、新しい事業領域への展開を検討し、中長期的な企業価値の向上を目指してまいります。

売上高・営業利益目標

中期経営計画 重点施策について

ストックビジネスの拡大により安定的な収益の確保を図ってまいります

当社グループでは、クラウドサービスやアスクルサービスをはじめとするストックビジネスの拡大による収益の安定化を目指しております。現在、クラウドサービスを重要視する企業の増加に伴い、国内クラウドサービス市場は高い成長を遂げております。また、今後においても多くの企業にて従来型ITからクラウド化への移行が確実に進むと予測されており、国内クラウドサービス市場は成長傾向が継続すると見込まれています。

こうしたクラウドファーストに対応するサービスの展開として、当社グループではSaaSクラウド商品の拡充強化を重点施策としております。2017年6月に開設したSaaS製品契約・管理サイト「さーす丸」では、Office365を中心としたSaaS製品の販売を展開し、SaaSクラウドサービスの販売ルートの拡大に注力いたします。アスクルエージェント事業では、中小規模から大手企業向けの「ソロエルアリーナ」の拡大に引き続き注力してまいります。本社および全国4拠点において新規開拓の強化により、売上の拡大を図ってまいります。

2019年度において、ストックビジネスによる売上割合は約35%となっております。当社グループでは、2022年度に向け更にストックビジネスを拡大していくことで、収益の安定化を目指してまいります。

ストックビジネスを拡大、収益の安定化を図ります
「ハイパーサービス&サポート」ホームページ

「ハイパーサービス&サポート」ホームページ

「さーす丸」ホームページ

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今後の課題や取り組みについて

中期経営計画を推し進め当社グループの成長に取り組んでまいります

当社グループが属するコンピュータ販売業界において、2020年は前年まで大きな盛り上がりを見せていたWindows7サポート終了に伴うWindows10搭載機への入れ替え需要の反動で、国内法人向けのパソコン出荷台数は減少、市場は縮小すると見込まれています。一方で、テレワークの普及などパソコン需要を支える要因もあります。このような環境のなか、当社グループでは中期経営計画の重点施策の着実な推進とともに、企業をトータルにサポートできるような事業展開を進めることにより、既存事業の基盤強化と事業拡大を図ってまいります。具体的には、エンドユーザービジネスの強化やセキュリティ関連事業への継続的な投資、新規事業の開発を行うなど様々な施策を進めてまいります。加えて、ストックビジネス拡大による収益性の向上に注力するほか、コーポレートガバナンス体制の強化や経営体制の強化を図り、更なる成長を目指してまいります。

2020年12月期の業績見通しにつきましては、売上高245億円、営業利益5億円、経常利益5億円、親会社株主に帰属する当期純利益3億20百万円を計画しております。また、当社では株主の皆様への利益還元の充実を重要な施策の1つと認識し、安定配当の継続を掲げております。2020年度1株当たりの配当につきましては、中間配当4.5円、期末配当4.5円を計画しております。今後も業績の進捗、配当性向等を勘案し、安定的な利益還元に取り組んでまいります。

株主の皆様には、今後とも一層のご理解とご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

次期の業績見通し
売上高 24,500百万円
(前期比 2.5%減)
営業利益 500百万円
(前期比 8.2%減)
経常利益 500百万円
(前期比 8.0%減)
親会社株主に帰属する
当期純利益
320百万円
(前期比 4.3%減)